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高い天井とガラスルーフが生む開放感は格別。アウトドア派の心を掴む実用性と、小径ステアリングが演出するi-コクピットの世界観が同居する個性派MPV。
商用バンを出自に持つ実用車でありながら、リフターには肩肘を張らない明るさがある。背の高い箱型のボディは室内に広大な空間を生み、大きく開く両側スライドドアや跳ね上げ式の大型テールゲートが、人も荷物も気軽に受け入れる。プジョーらしさは運転席まわりにも表れ、小径ステアリングと高い位置のメーターを組み合わせたi-Cockpitが、道具然とした成り立ちのなかに乗用車としての所作を与えている。
ベースとなったのは2018年のジュネーブ・モーターショーで姿を見せた商用バン、パートナーの乗用版である。同じ車台からはシトロエン・ベルランゴ、オペル(ボクスホール)・コンボ・ライフという兄弟車も生まれ、欧州のレジャー・アクティビティ・ビークルという一群を形づくった。商用バンのパートナーは2019年のインターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、乗用のリフターも英パーカーズ・アワード2020でベスト・ミディアム・ファミリーカーを受賞するなど、実用性に根ざした評価を得てきた。
欧州ではカングーに代表される多目的車の文化が根強く、リフターもその実用本位の価値観のなかで支持を集めてきた。広い室内と二列・三列を選べる柔軟さ、無理のない価格帯が、家族の道具として受け入れられた背景にある。
日本へは2024年8月、フェイスリフトを受けた姿で正式導入された。フロントには新世代のブランドロゴと新しいライトシグネチャーを備えた顔つきを採用し、内装の質感や装備も見直されている。動力は1.5リッター直列4気筒のディーゼルターボ(最高出力130ps、最大トルク300Nm)に8速ATを組み合わせ、WLTCモードで18.1km/Lの燃費をうたう。5人乗りの標準ボディに加え、全長を伸ばして三列シートを備えた7人乗りのリフター ロングも用意される。
新車価格はリフターが448万円、リフター ロングが468万円。同じ車台を持つシトロエン・ベルランゴが柔らかな丸みで個性を主張するのに対し、リフターはプジョーらしい引き締まった顔つきでまとめられている。広さと実用性を第一に考えつつ、輸入車ならではの味わいも欲しいという人にとって、無理のない選択肢となりうる一台だ。
| 新車価格帯 | 380〜455万円 |
| ボディサイズ | 全長4,405 × 全幅1,850 × 全高1,890mm |
| ホイールベース | 2,785mm |
| 車両重量 | 1,620kg |
| エンジン | 1.5L直4ディーゼルターボ |
| 最高出力 | 130ps/3750rpm |
| 変速機 | 8速AT |
| 駆動方式 | FF |
| 燃費(WLTC) | 18.2km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 荷室容量 | 597L |
※輸入元の公式情報を基に編集部が掲載しています
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