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2026年4月フルモデルチェンジ。シトロエン最上位SUVが48Vマイルドハイブリッド化。セパレートシートの快適性と580Lの荷室、PHCサスペンションが長旅を快適に。
シトロエンのSUVのなかで最も大きく、ブランドのフラッグシップに位置づけられる一台である。性能を競うより、乗る人をいかに穏やかに包むかにこだわった性格づけが、このメーカーらしさの核にある。柔らかさと支えを両立させたアドバンスドコンフォートシートに、ふんわりとした足まわりを組み合わせ、路面の継ぎ目や段差の角を丸めて伝える乗り味は、シトロエンが長く掲げてきた「魔法の絨毯」という言葉で表現されてきた。新型では内装の中心に13インチの縦型ディスプレイを据え、見た目にも一新されている。
C5 エアクロスSUVが初めて登場したのは2017年で、欧州では2018年のジュネーブモーターショーで披露され、フランスのレンヌ工場で生産が始まった。日本へは2019年5月に上陸している。今回紹介する現行型は、その流れを受け継いだ二代目にあたり、フラッグシップとして全面的に刷新された世代である。
欧州では、コンパクトSUVがひしめく激戦区にあって、走りの鋭さではなく快適性と個性的なデザインで存在感を示してきた。中国市場でも現地生産・販売され、ブランドにとって重要な柱の一台となっている。海外メディアの評では、しなやかな乗り心地と実用性、そして価格の手頃さが繰り返し評価される一方、スポーティさよりも快適性に振った性格が明確だと位置づけられている。
日本に上陸した先代は、ガソリン、ディーゼル、そしてシトロエン初となるプラグインハイブリッドを揃えていた。なかでもPHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)と呼ばれる、ショックアブソーバー内にもうひとつのダンパーを備える機構が、あの独特の柔らかな乗り味を支えていた。発売当初の価格はおよそ409万円からとされた。
現行型は2026年4月16日に日本で発売された。ボディサイズは全長4,655mm、全幅1,905mm、全高1,710mmへと拡大し、後席の足元や頭上の余裕も広がっている。動力は1.2リッター直列3気筒ガソリンターボに48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせ、6速DCTを介して駆動する。WLTCモードで19.4km/Lの燃費をうたう。装備面ではブランド初のLEDマトリクスヘッドランプを採用するなど、フラッグシップにふさわしい内容へと進化した。
価格はベーシックなPLUSがおよそ535万円、快適性を高めたMAXがおよそ570万円で、先代から値下げされている。同じステランティス傘下にはプジョーやDSといった兄弟ブランドが並ぶが、そのなかでC5 エアクロスは速さや豪華さではなく、ゆったりとした移動の心地よさを第一に選ぶ人にとっての入り口となる一台だ。
| 新車価格帯 | 550〜585万円 |
| ボディサイズ | 全長4,655 × 全幅1,905 × 全高1,710mm |
| ホイールベース | 2,790mm |
| 車両重量 | 1,740kg |
| エンジン | 1.2L直3ターボ(48Vマイルドハイブリッド) |
| 最高出力 | 136ps(システム145ps) |
| 変速機 | 6速DCT |
| 駆動方式 | FF |
| 燃費(WLTC) | 19.4km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 荷室容量 | 580L |
※輸入元の公式情報を基に編集部が掲載しています
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