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国内で売られるBセグメントSUVのなかで唯一、3列7人乗りを備えるコンパクトSUV。48Vハイブリッドとシトロエン流の乗り心地を、400万円を切る価格から。
全長4,410mmという、日本の道で持て余さないサイズに3列シートを収めた。国内で販売されるBセグメントのSUVで7人乗りを名乗るのはこのC3エアクロスだけで、成立しているパッケージそのものがこの車最大の個性である。角を落とした箱型のボディに、上下に分割された新しいシトロエンの顔つき。内装は水平基調で装飾を絞り、そのぶんシートとサスペンションに手をかけている。プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)とアドバンストコンフォートシートを全車標準とし、シトロエンが長く掲げてきた快適性を軸に据えた一台だ。
2019年に日本へ入った先代は、2列5人乗りのコンパクトSUVだった。二代目にあたるこのモデルはホイールベースを2,670mmへと65mm伸ばし、その余裕を3列目に充てている。同じ時期に日本へ導入された兄貴分のC5エアクロスが2列シートを選んだのに対し、C3エアクロスは3列という別の答えを用意した格好になる。
パワートレインは1.2リッター直列3気筒ガソリンターボ(100kW)に16kWのモーターを組み合わせた48Vハイブリッドで、システム最高出力は107kW(145ps)。変速機は6速DCT、駆動方式はFFである。WLTCモード燃費は19.6km/Lで、3列を備えるSUVとしては数字が良い部類に入る。同じ145ps仕様はプジョー3008や5008、シトロエンC5エアクロスにも積まれており、そのなかではこのC3エアクロスがもっとも軽い。
日本では2026年7月24日に発売された。グレードは受注生産のPLUSと上級のMAXの2本立てで、価格はPLUSが399万9,000円、MAXが435万円。輸入車の3列シートSUVで400万円を切る設定は珍しい。MAXにはスマートキーとエンジンスタートボタンが備わり、これは日本側からの要望を受けて本国が用意したものだと、発表会でステランティスジャパンの担当者が明かしている。一方でアダプティブクルーズコントロールは、どちらのグレードにも装備されない。
ボディカラーは新色のヴェール モンタナを含む4色。ルーフを塗り分けるバイトーンなど、シトロエンらしい仕立ての遊びも引き継いでいる。3列目は必要に応じて展開・格納できる構成で、ふだんは荷室として使い、人を乗せるときだけ起こすという使い方が想定されている。
日産キックスなど国産のコンパクトSUVと車体寸法が近く、日常の取り回しは軽い。そのうえで、たまに人数が増える場面に応えられる。輸入SUVで7人乗りを探すと車体が一気に大きくなりがちだった従来の選択肢に対して、サイズを保ったまま席を増やしたという点で、他に代わりのない立ち位置にある。
| 新車価格帯 | 399万9,000〜435万円 |
| ボディサイズ | 全長4,410 × 全幅1,790 × 全高1,660mm |
| ホイールベース | 2,670mm |
| エンジン | 1.2L直3ターボ+48Vハイブリッド |
| 最高出力 | 107kW(145ps)/システム |
| 変速機 | 6速DCT |
| 駆動方式 | FF |
| 燃費(WLTC) | 19.6km/L |
| 乗車定員 | 7名(3列) |
※輸入元の公式情報を基に編集部が掲載しています
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