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ハッチバックからクロスオーバースタイルへ進化した4代目C3。アンチグラビティーシートとエアバンプを受け継ぎ、22.3km/Lの優れた燃費で日常をシンプルに彩る。
シトロエンというブランドの個性を、最も身近な価格と寸法で味わえる一台がC3である。第4世代となる現行型は、これまでのハッチバックから一歩踏み出し、高めの車高と力強い面構成をまとったクロスオーバー寄りの姿へと生まれ変わった。全長4,015mmという扱いやすいサイズのなかに、見晴らしのよい運転席と、座面に厚みを持たせたアドバンストコンフォートシートを備える。さらにPHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)サスペンションを組み合わせ、路面の段差を丸くいなす独特の乗り味を、Bセグメントの価格帯で実現している点がこの車の核心といえる。
C3の歴史は2002年にさかのぼる。サクソの後継として登場して以来、コンパクトカーのC3はシトロエンの屋台骨を支え続け、現行型は数えて四代目にあたる。電気自動車のë-C3が2023年秋に先行して発表され、続いて内燃機関を積む通常のC3が公開された。日本へは2025年11月6日にハイブリッド仕様が上陸している。
欧州ではC3はブランドの中核を担う量販車種であり、長年にわたりBセグメントでシトロエンのシェアをけん引してきた存在だ。現行型は手の届く価格を強く意識して設計され、欧州での開始価格はおよそ14,990ユーロからと、先代より安く設定された。買いやすさと快適性を両立させる姿勢は、シトロエンが大切にしてきた価値観そのものである。
日本に導入されたC3 HYBRIDは、1.2リッター直列3気筒ガソリンターボに15kWのモーターと48Vのリチウムイオンバッテリーを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドを搭載する。システム出力は110psで、6速のデュアルクラッチ変速機を介して駆動する。WLTCモード燃費は22.3km/Lとされ、市街地では一定の場面でモーターのみの走行も可能だ。
グレードはPLUSとMAXの2種類で、価格はPLUS HYBRIDが3,390,000円、MAX HYBRIDが3,640,000円(いずれも税込)。アドバンストコンフォートシートとPHCサスペンションは全車に標準装備される。
同じC3の名を持つ兄弟車として、より大柄なコンパクトSUVのC3エアクロスが存在する。輸入コンパクトという土俵では多くの競合がひしめくが、スペックの数字よりも日常の快適さと肩肘張らない雰囲気を重んじるC3の性格は、はっきりと一線を画す。フランス車らしい乗り味に初めて触れてみたい人にとって、無理のない入り口になりうる一台だ。
| 新車価格帯 | 339〜364万円 |
| ボディサイズ | 全長4,015 × 全幅1,755 × 全高1,590mm |
| ホイールベース | 2,540mm |
| 車両重量 | 1,270kg |
| エンジン | 1.2L直3ターボ(48Vハイブリッド) |
| 最高出力 | 100ps(システム110ps) |
| 変速機 | 6速DCT |
| 駆動方式 | FF |
| 燃費(WLTC) | 22.3km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 荷室容量 | 316L |
※輸入元の公式情報を基に編集部が掲載しています
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