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クーペSUVのスタイルにフルハイブリッドE-TECHを搭載したルノーの個性派。日本独自の市場で差別化を図る、スポーティかつ燃費の良いクロスオーバーSUV。
傾斜したルーフラインが後方へ流れ落ちるクーペのような姿に、最低地上高200mmと張り出した樹脂のフェンダーを与えた一台。全長4,570mm、全幅1,820mmのボディは、SUVの力強さと低く構えたシルエットの両立を狙っている。日本に導入されるグレードはスポーティな性格のR.S.ラインで、内装には赤いステッチやアクセントが配され、移動の道具という枠から少し離れた華やぎを車内にもたらしている。
アルカナという車名は、ラテン語で秘密や神秘を意味するARCANUMに由来するとされる。ルノーにとっては量販ブランドとして初めて手がけたクーペSUVであり、こうした流れるシルエットはそれまで一部のプレミアムブランドの領分とされてきた。デビューは早く、2018年にコンセプトが公開され、2019年夏にまずロシア市場で登場している。
その後アルカナは欧州へと展開の場を広げた。欧州での販売は2021年3月に始まり、発売からおよそ3か月で2万台の受注を集めたと伝えられる。プラットフォームはルノー・日産・三菱アライアンスのCMF-Bを用い、生産は韓国の釜山工場が担う。韓国市場では当初XM3の名で売られ、2024年に他地域と同じアルカナへと名を改めた経緯を持つ。欧州ではトヨタC-HRなどが競合と目されている。
日本へは2022年5月に上陸した。中心となる動力は、1.6リッターの自然吸気エンジンと2基のモーターを組み合わせたE-TECHフルハイブリッドである。F1由来とされるドッグクラッチを用いた変速機構が特徴で、市街地では電気だけで走る時間を多く取り、燃費の良さにつなげている。価格はおよそ399万円から499万円とされた。
ラインアップはその後も広がり、2022年12月には1.3リッター直列4気筒ターボに12Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたR.S.ライン マイルドハイブリッドが加わった。フルハイブリッドとは異なる、より軽快で扱いやすい性格を持つ仕立てで、価格は399万円とされている。
兄弟関係にあたるのが、ひとまわり小さなBセグメントのキャプチャーであり、両車は同系の技術を共有する。クーペSUVという独特の姿と、輸入車では数少ないフルハイブリッドという中身。実用性と個性のバランスを探す人にとって、フランス車という選択肢に触れるきっかけになりうる一台だ。
| 新車価格帯 | 398〜459万円 |
| ボディサイズ | 全長4,570 × 全幅1,820 × 全高1,570mm |
| ホイールベース | 2,720mm |
| 車両重量 | 1,370kg |
| エンジン | E-TECH フルハイブリッド 1.6L |
| 最高出力 | 145ps(システム) |
| 変速機 | 6速AT(マルチモード) |
| 駆動方式 | FF |
| 燃費(WLTC) | 18.0km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 荷室容量 | 480L |
※輸入元の公式情報を基に編集部が掲載しています
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