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セダンとSUVを融合させた限界突破のデザインが特徴。奇抜な外見に反して後席と荷室がプジョー車トップクラスに広く、ファミリー層にも最適な実用車。
プジョーが「解き放たれた新種」と呼んで世に問うた408は、ファストバックの流麗なルーフラインに、地上高を確保したクロスオーバーの骨格を組み合わせた一台である。セダンともSUVともハッチバックともつかない独特の佇まいが、まずこの車の個性を決定づける。室内には小径ステアリングと、その上に見上げる位置のデジタルメーター、10インチのタッチスクリーンで構成されるi-Cockpitを備え、運転席に座った瞬間から、ありふれた移動の道具とは違う感触を伝えてくる。
408という車名そのものは新しいものではない。かつてのプジョーには「40X」を名乗る上級モデルの系譜があり、407が役目を終えて以降、しばらく欠番が続いていた。現行型は2022年6月にワールドプレミアを迎え、ボディサイズや成り立ちを刷新したグローバルモデルとして、この数字をおよそ十年ぶりに本格的に復活させた。
408はフランスのミュルーズ工場に加え、中国の成都でも生産される。Cセグメントに位置し、308と3008や508のあいだを埋める存在として、欧州を含む幅広い市場へ展開されている。クーペのような佇まいと実用性を併せ持つ独自のキャラクターから、画一的なファミリークロスオーバーが並ぶなかで個性的な一台として評価される一方、ニッチな立ち位置ゆえにフランス本国での販売は穏やかなペースにとどまったとも伝えられる。
日本へは2023年7月に上陸した。全長4,700mm、全幅1,850mm、全高1,500mm、ホイールベース2,790mmというボディに、ガソリンとプラグインハイブリッドの二本立てで投入された。ガソリン車は1.2リッターのPureTechターボ(最高出力136ps)を積み、通気のよい運転感覚とまとまりのよい走りを身上とする。荷室容量は通常時で約536リッターを確保し、見た目以上の実用性も併せ持つ。
新車価格はおよそ429万円から669万円の幅で設定された。スタイリングを最優先に選ぶ車であり、横並びのSUVやセダンに食い足りなさを覚えた人にとって、フランス車らしい個性に触れる入り口となりうる一台だ。
| 新車価格帯 | 489〜629万円 |
| ボディサイズ | 全長4,700 × 全幅1,850 × 全高1,500mm |
| ホイールベース | 2,790mm |
| 車両重量 | 1,430kg |
| エンジン | 1.2L直3ターボ(48Vハイブリッド) |
| 最高出力 | 136ps(システム145ps) |
| 変速機 | 6速DCT |
| 駆動方式 | FF |
| 燃費(WLTC) | 19.1km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| 荷室容量 | 536L |
※輸入元の公式情報を基に編集部が掲載しています
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