タップで拡大
i-Cockpitを核に内外装の質感を一気に引き上げた2代目3008。欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、プジョーSUVの人気を決定づけた。
初代がミニバン寄りのモノフォルムだったのに対し、2017年に登場した二代目3008は、都会的なクロスオーバーSUVへと姿を大きく変えた。立体的に造形されたフロントまわりと水平基調のダッシュボードが与える室内の質感は、このクラスのSUVとしては落ち着いた仕上がりで、内装には小径ステアリングと高い位置のメーターを組み合わせたi-Cockpitが採用されている。視線を大きく動かさずに走行情報を把握できるこの運転環境が、3008ならではの個性となっていた。
二代目の評価を決定づけたのは、2017年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー受賞である。58名の審査員による最終投票で319点を獲得し、296点のアルファロメオ・ジュリアらを退けた。1964年の創設以来、この賞をSUVが受賞したのは3008が初めてであり、プジョーとしては308、307、405、504に続く5度目の戴冠にあたる。プラットフォームには308などと共通のEMP2が用いられた。
欧州で2016年に発表されたこのモデルは、洗練されたデザインと完成度の高さで、フランス車のSUVという立ち位置を確かなものにした。日本へは2017年3月に上陸している。
前期型は、1.6リッターのガソリンターボから設定が始まり、数か月遅れて2リッターのディーゼルターボが追加された。グレードはアリュールやGTラインなどが用意され、価格はおよそ357万円からとされていた。突出した動力性能を狙うのではなく、扱いやすさと質感を重視した性格づけがなされていた。
2021年には大きな改良を受け、後期型へと移行する。フロントグリルはフレームレスのデザインとなり、ヘッドランプにはライオンの牙を思わせる縦型のデイタイムランニングランプが組み込まれて、表情が一新された。リアのランプも508に通じる造形へと改められ、先進安全装備も上位車種に並ぶ水準へと引き上げられた。さらに、1.6リッターガソリンターボと電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドのHYBRID4が加わり、選択肢が広がった。
ホイールベースを延ばし3列シートを備えた兄弟車が5008である。二代目3008は2025年に三代目へとバトンを渡したが、フランス車のSUVに触れてみたい人にとって、中古車市場でも検討しやすい一台として残っている。
| ボディサイズ | 全長4,447 × 全幅1,840 × 全高1,620mm |
| エンジン | 1.6L 直4ターボ / 2.0L 直4ディーゼル |
| 駆動方式 | FF |
| 乗車定員 | 5名 |
※スペックは当時の代表的なグレードの概略です(編集部調べ)
この図鑑に直したい・足したい情報がありますか? 編集部に提案する →
